XRPL 助成金プログラム「XRPL Grants」
Ripple 社は、2021年から XRP Ledger (XRPL) の成長促進するオープンソース プロジェクトに助成金を提供する支援プログラム「XRPL Grants」を開催しています。
XRPL Grants について

XRPL Grants (グラント)は、Ripple 社が主催する XRP Ledger Developer プログラム の 一つで XRPL を活用した開発プロジェクトへの資金援助するプログラムです。
このプログラムでは、既に形になっているプロダクト/アプリが審査対象で GitHub でレビューできるプロトタイプまたは PoC (概念実証) の提出が必要です。
WAVE (開催) 毎にテーマまたはトピックが決まっており、そのテーマまたが技術に適したプロジェクトが受賞します。
テーマに適した開発プロジェクトであれば、既に動いているプロジェクトであっても対象で申請可能です。
受賞人数は設定されていません。
参加資格
18 歳以上で OFAC 制裁リストに指定されていない地域からであれば XRPL Grants に参加できます。
組織または個人の開発プロジェクトで参加できます。
企業や巨大な組織よりも個人や小規模の開発チームに
受賞
対象プロジェクトに選ばれると
・資金提供:10,000 〜 200,000 USD
・技術サポート
・技術メンターの紹介
対象プロジェクト
WAVE 毎にテーマが決められており、そのテーマに適したプロジェクトが審査対象になります。
プロジェクトはオープン ソース プロジェクトが求められます。
応募には、プロジェクトのGithub リポジトリ (パブリック) を送ることになります。
WAVE のテーマに合ったプロジェクトの応募が推奨されていますが、テーマに適さないプロジェクトでも XRPL に貢献するプロジェクトであれば審査対象となります。
また、申請に落ちても別の WAVE で再申請できます。
選考プロセス
審査期間は、およそ 4ヶ月で審査は 申請審査と面接の 2回行われます。
ステップ 1 と 2は、申請書類の審査になります。
申請されたプロジェクトが オープン ソースで XRPL のコア技術またはコミュニティにどのような影響を与えるかなどの視点で審査されます。
ステップ 3 は、Web また対面の面談で行われます。
面談では、プロダクトのデモ プレゼンテーションが求められ、どのような人物、プロジェクトの動機、プロジェクトの詳細について質問されます。
- ステップ 1:プロトタイプを作成し、申請書を提出してください。
- ステップ 2:XRPL Grants 審査委員会による審査が行われ、最終候補者が決定されます。
- ステップ 3:選ばれた最終候補者は、XRPL Grants チームおよび審査メンバーと 30分間のインタビューが行われます。
- ステップ 4:最終候補者のインタビュー後、受賞者が選出され発表されます。
- ステップ 5:受賞者はプロジェクトの成功を支援する技術メンターとペアを組む機会が与えられます。
提供する情報
申請フォームでは以下の情報を提供することになります。
- チーム全員の個人情報 (氏名、経歴、政府発行の身分証明書)
- GitHub パブリック リポジトリ
- プロジェクトコードのビデオウォーク
- プロジェクトの詳細な説明
- 申請するプロジェクトが XRPL コミュニティにどのようなメリットをもたらすかについての説明
審査員
XRPL Grants の審査員は、各業界または分野のスペシャリストが担当します。
Ripple 社以外に企業や学会からブロックチェーンや暗号技術の専門家が参加しています。
テーマによって審査メンバーが変わります。
過去の WAVE テーマ
WAVE のテーマは開催毎に異なります。
こちらが過去の WAVE テーマになります。
・2021年 9月 – WAVE 1:非代替トークン (NFT)
・2021 年 10月 − WAVE 2:フェデレーテッド サイドチェーン
・2022年 3月 – WAVE 3:オープンソースへの貢献
・2022年 8月 – WAVE 4:可能性と多様性、公平性と包括性
・2023年 3月 – WAVE 5:トークン化 / インフラストラクチャとセキュリティ / 開発者ツール / DeFi / サステナビリティ
・2023年 4月 – WAVE 6:Web3 と 金融
・2023年 8月 – WAVE 7:??
Q&A
いいえ、申請書類および面接は英語で行われます。
いいえ、組織またはチームは、1つプロジェクトのみ応募できます。
XRPL Grants は、形になっている初期プロダクト/アプリが対象の助成金プログラムです。
XRPL エコシステムに役立つ機能などのアイディアについては、XRPL Bounties での審査になります。
XRPL Grants の grantees ページから過去の受賞プロジェクト / 賞金 / プロダクト内容などを見ることができます。
はい、情報を修正して再申請することはできます。
XRPL Bounties は、問題またはアイディアから始まり、アイディアを完成させる要件を満たす開発者に贈られる助成金です。
XRPL Grants は、すでにアイディアに取り込んでいる開発者に贈られる助成金です。