XRPL のアドレス構造
XRPL のアドレス構造
XRP Ledger (XRPL) のアドレスは 25文字から34文字の英数字を組み合わさっており、最初に小文字の “r” から始まります。
通称 XRPL アドレスとも呼ばれています。
“rUFgcCki6spT9FjcLCV8pkhJptHqtHkZ7s“
XRPL アドレスはパブリックアドレスのため、XRPSCAN や Bithomp などのエクスプローラーでそのアドレスのトランザクションを見ることができます。
※ X-addres は XRPL アカウントと宛先を組み合わせた新しいアドレスで “X” から始まります。
XRPL アカウントを作成するには、誰も所有していない生成された XRPL アカウントに準備金を送金することでアカウントを利用開始することができます。
そのアカウントのシークレットキー所有者が完全制御権を持っているため、アカウントに資金提供したユーザーには何の権限も与えられません。
XRPL アドレス構造
XRPL アドレスの構造は次になります。

- アドレスの最初は必ず小文字の「r」から始まる
- 25 〜 35文字で構成
- 大小英数字 (ただし 数字「0」、大文字「O」、大文字「I」、小文字「l」は使用されない)
- ランダムな文字から生成される
アドレスの種類
XRPL アドレスには 2つのタイプがあります。
識別用のアドレス
識別用アドレスは、ユーザーによって作成し、自己管理するアドレスです。
ブラックホールのアドレス
ブラックホールアドレス は、アドレスのマスタキー(アクセス権)を永久放棄したアドレスです。
マスタキーを放棄すると保有している XRP が失われるため、今後トークン (IOU) の配給数を増やすことができなくなります。
またブラックホールを解除することはできません。
宛先タグについて
宛先タグ (Destination Tag) は、トランザクション受信者を識別するために必要なアドレス機能です。
次の構成になります。

- 9文字で構成
- 数字のみ
たとえば、XRPL アカウントは現実の住所と同じように想像できます。
アカウントは「東京都中央区築地 1-23−4 夢のアパート」と場所を特定でき、宛先タグは「203号室」とアパート内の部屋番号を識別できます。
民家などの所有地の場合は、宛先タグがいりません。
取引所などのは共通のアドレスを使用しているため、宛先タグで利用者を識別しています。
宛先タグが使用するケース
Binance や Bitrue などの取引所やサードパーティアプリ、エクスチェンジに送金する場合は宛先タグを入力する必要性があります。
宛先タグを使用しないケース
XUMM や Ledger Nano などのハードウェアウォレット等の場合は宛先タグ不要で送金することができます。
アドレスの確認方法
「XRP SCAN」「Bithomp」などの XRPL Explorer で XRPL アドレスを入力するとそのアドレスのトランザクションを閲覧することができます。