トラストラインについて

XRP Ledger (XRPL) では、XRPL トークンを保管・取引するにはトークン発行者と使用者との間でトランザクション認証を行うトラストライン (Trust Lines) が必要になります。

トラストラインを作成することで「そのトークンを信用する」という意思表明にあたり、トラストラインを作成したアドレスはそのトラストラインのトークンを購入・取引することができます。一方、トラストラインを作成していないアドレスはトークンを受け取ること・取引することができません。

XRPL:トラストラインの移動について

MataMask では自由にトークンを送ることができますが、トークン コントラクトアドレスを入力して保有しているトークンを可視化することができます。
XRPL ではそのトークンのトラストラインを作成していない場合はトークンを受け取ること (移動) ができません。

トラストラインを追加する

トラストラインを作成するには、トラストラインの QR コードを XUMM で読み取ることでアドレスに追加することができます。
トラストライン作成時に保証金として 2 XRP ロックすることになりますが、トラストライン削除時にロックされた 2 XRP はウォレットに返却されます。

また、トラストラインを作成してもトラストラインを作成しても発行者または第三者から悪用されることはありません。トークンを取引・移動する際には所有者がそのトランザクションを承認しないとそのアクションが実行されない仕様になっています。

トラストラインを作成する前にそのトラストラインを発行した公式アカウントを調べるのをおすすめします。
今まで公開されたトラストラインは下記のリンク先にまとめリストとして公開しています。
>> XRPL token & account list

XRPL トークンとは

XRPL トークンは、XRPL で発行されたトークンで発行済み通貨とも呼ばれ、XRPL 上のトークンは IOU(I Owe You = 借用証明書)の扱いになります。
XRPLトークンはトラストラインを作成した 2者間でのみ、取引・移動することができます。分散型取引所 DEX またはと取引所を介して売買することもできます。

Q&A

作成したトラストラインを削除するとロックした 2 XRP は返却されますか?

トラストラインを削除するとロックされた 2 XRPは返還されます。

トラストラインを削除するにはどうしたらいいですか?

削除するには、そのトラストラインのトークン残数を 0 にする必要があります。DEX 取引で売却または発行者に返還することで残数を 0 にすることができます。
xApp「Token Trasher」を使うと簡単に売却/返還し、トラストラインを削除することができます。
>> トークンを簡単削除する Token Trasher

複数のトラストラインを作るのは危険ですか?

トラストラインを作成してもウォレットの秘密鍵が盗まれる、またはトークンが盗まれることなどの悪用行為はされません。
トークンを移動/取引する際には、必ず所有者の承認をしなければならないため、第三者が操作することができない仕様になっています。

発行者によってトラストラインが削除された場合、ロックした XRP はどうなりますか?

トークン発行者はトラストラインを削除することができますが、市場にそのトークンが流通していない場合に限ります。
トラストラインが削除された場合は、ウォレットからそのトラストラインが自動的に削除され、ロックされた 2 XRP は返却されています。

発行されたトークン(トラストライン)は安全なトークンですか?

トークン発行は誰でも行うことができます。そのため、悪意を持ってトークンを発行し、IEOなどで売り、その後 運用/管理を放棄する発行者もいます。
そのトークンを信用するかはユーザ自身に委ねられており、トークンの購入・取引は自己責任になります。

どこでトラストラインを調査することができますか?

トラストライン(トークン)は XRP Ledger Services の XRPL Tokens ページで通貨コード または発行アドレスを入力することで発行者情報を見ることができます。
または、XRP Ledger Foundation の自己評価申請ページでより詳しい発行者情報を知ることができます。

参照記事